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「家庭教師」と聞くと、良家のご令息、ご令嬢が、有名大学の大学生に丁寧に勉強を習っているという光景を思い浮かべます。お母様や使用人が休憩時におやつを運んだり、食事を提供したりと、単に学力をつけるだけではなく、家族的な雰囲気の中で家族協力のもと、一丸となって勉学を進めるという姿です。遠い昔の光景、イメージですが、今現在も受験競争は厳しく、マンツーマンで丁寧に指導を受けられる「家庭教師」の需要は高いです。

文部科学省の調査によりますと、家庭教師の公立私立平均しての利用率は、幼稚園15.6%、小学校35.5%、中学校32.4%、高等学校21.3%となっています。(平成18年度調べ)同じく、文科省調査による24年度家庭教師への公立私立平均しての年平均支出額は、幼稚園2万円、小学校6万9千円、中学校9万6千円、高等学校9万9千円(子どもの学習費調査より)です。こうみていきますと、中学・高校期の利用率が高く、受験を控えて理解度を高めるような学習を、個別指導の家庭教師に求めていることがうかがわれます。とあるオリンピック選手は、通信制の高校を母校としています。

通信制というのは、一般の試験とは異なり、文章表現試験や面接試験が主です。大学では、AO(アドミッションズ・オフィス入試)のような自己推薦型・人物重視の入試方法も近年では取り入れられてきており、受験様式も多様になってきています。このような中、先の文科省の調査が示すように、家庭教師の需要は決して減少してはいないのです。